金市場の推移
- 2022年7月7日
- 6日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル上昇などを背景に、
7営業日続落し一時9ヵ月超ぶりの安値を付けた。
ドル高のほか、この日に公表された6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で金融政策を一段と 引き締める政策が示されたことが圧迫要因となった。
金は1763.595ドルで寄り付き、午前は1766.65ドルで値決め。 - 2022年7月6日
- 5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル高などを背景に、ドル建て商品である金の割高感から、売りが膨らんだ。
世界的な景気後退への懸念が高まっているものの、高インフレを背景に米連邦準備制度理事会(FRB)は今月下旬の連邦公開市場委員会(FOMC)で、前月同様に0.75%の大幅利上げに踏み切るとの見方が優勢。
急激な利上げが市場に及ぼす影響を見極める為、今後発表される4~6月期の企業決算や経済指数に注目が集まる。
金は1811.835ドルで寄り付き、午前は1804.40ドルで値決め。 - 2022年7月5日
- 米ホワイトハウスが高インフレ対応で週内に対中関税の一部緩和を発表するとの報道を受けてリスク選好の動きとなる中、
ドル安に振れた。
しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ見通しに変わりはなく、ドル安が一服した。
金は1812.405ドルで寄り付き、午前は1807.05ドルで値決め。 - 2022年7月4日
- 週末1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル高などを背景に、5営業日続落。
この日の外国為替市場では対ユーロでのドルが上昇。
ドル建てである金塊の割高感が強まり、金の売りが出やすかった。また、世界第2位の金消費国であるインドが、 金の需要抑制のために輸入関税を7.5%から12.5%へ引き上げたと発表したことも弱材料となった。
金は1796.535ドルで寄り付き、午前は1795.65ドルで値決め。 - 2022年7月1日
- 30日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、
米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め政策に関心が集まる中、4営業日続落した。
米商務省は5月の個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比、6.3%上昇、エネルギーと食料品を除くコアPCE物価指数も4.7%上がったと発表。
FRBが高インフレ抑制に向けて、より一層厳しい金融引き締め政策に踏み切るのではないかとの警戒感が強まり、金利を生まない資産である金塊の売りが膨らんだ。
金は1815.635ドルで寄り付き、午前は1813.60ドルで値決め。