金市場の推移
- 2022年6月17日
- 16日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、世界経済の減速懸念が強まる中、続伸となった。
15日に米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて0.75%の大幅利上げを決定。
16日は英イングランド銀行(中央銀行)やスイス国立銀行も相次いで利上げに踏み切り、世界的な景気後退への懸念が強まった。
インフレ懸念も根強く、安全資産として、またインフレを回避できる資産としての金塊を買う動きが広がった。
金は1831.715ドルで寄り付き、午前は1831.55ドルで値決め。 - 2022年6月16日
- 15日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控え、3日ぶりに反発となった。
米長期金利の下落が金利を生まない資産である金塊の買いを支えた。
しかし、FOMCの声明やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見を控え、内容を見極めたいとの見方により積極的な商いは手控えられ、金価格の上昇は限定的であった。
金は1817.785ドルで寄り付き、午前は1823.15ドルで値決め。 - 2022年6月15日
- 前週末10日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)に続き、14日朝発表の米卸売物価指数(PPI)もインフレの高止まりを示した。
これを受けて、翌15日に米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場(FOMC)で想定以上の大幅利上げに踏み切るのではないかとの観測が広がっている。
こうした中、米長期金利が一段と上昇。ドルも対主要通貨で買われ、利回りを生まずドル建てで取引される金塊は下落となった。
金は1827.595ドルで寄り付き、午前は1823.65ドルで値決め。 - 2022年6月14日
- 週明け13日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米長期金利の上昇と対ユーロでのドル高を背景に反落。
米労働省が10日に発表した5月の消費者物価指数(CPI)は40年5ヵ月ぶりの高い伸び率となった。
これを受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が14日~15日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースを加速させる見方から、米長期金利の指数である10年物米国債利回りが3.3%に上昇。
ドルの対ユーロ相場も上昇となり、ドル建て商品である金塊の割高感から、売りが優先となった。
金は1865.445ドルで寄り付き、午前は1855.95ドルで値決め。 - 2022年6月13日
- 週末10日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、安全資産としての買いが入り、反発となった。
朝方発表された5月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比8.6%上昇と40年5か月ぶりの高い伸びとなったことを受け、米長期金利が上昇し、対ユーロでドル相場も上伸となった。
ドル建ての金塊への割高感からいったんは売りが先行。
しかし、米株価が大きく下げたことで安全資産の金に見直し買いが入り、切り返した。