金市場の推移
- 2022年10月27日
- 26日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、
ドル安や米長期金利の低下を背景に買われ、続伸した。
米長期金利の指標である10年債は前日に続き買い優勢となり、利回りは低下。
これを受けて、外国為替市場でドル売り・ユーロ買いの流れが強まったため、ドル建てで取引される 金の割安感に着目した買いが先行した。
金は1658.76ドルで寄り付き、午前は1670.80ドルで値決め。 - 2022年10月26日
- 25日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、
対ユーロでのドル安などを背景に買われ、小反発となった。
米長期金利の上昇が一服したことを受け、外国為替市場ではこの日、対ユーロでドル売りが先行。
これを受けて、ドル建てで取引される商品の割安感につながり、金が買われた。
米民間有力調査機関コンファレンス・ボードがこの日発表した10月の 消費者景気信頼感指数は前月から低下し、市場予想も下回った。
米景気先行きに警戒感もくすぶる中ショートカバーが見られたとの見方もあった。
金は1648.115ドルで寄り付き、午前は1642.85ドルで値決め。 - 2022年10月25日
- 週明け24日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、
ドルや米国債利回りの上昇を嫌気し、3営業日ぶりに反落した。
この日は対主要通貨でのドルの強さを示すドル指数が小幅に上昇。
また、米長期金利の指標である10年債利回りは一時4.29%台を付け、金相場の重しとなった。
S&Pグローバルが午前に発表した10月の米総合購買担当者景況指数(PMI)速報値は9月から一段と低下し、業況の拡大・縮小を判断する節目の50を4ヵ月下回った。
金は1654.64ドルで寄り付き、午前は1646.35ドルで値決め。 - 2022年10月24日
- 週末21日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、
米利上げペースの減速観測を手掛かりに買いが入り、続伸した。
11月1~2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を巡り、市場は3会合連続の0.75%利上げ決定を織り込み済み。
その後の利上げペースに関心が向く中、連邦準備制度理事会(FRB)は12月の利上げ幅縮小を議論する可能性があると報じられた。
これをきっかけに米金利とドル指数が下げに転じ、金塊を買い戻す動きが活発化。
相場は朝方の段階で20ドル前後急伸し、午後に入ってからも堅調を維持。
金は1621.435ドルで寄り付き、午前は1624.55ドルで値決め。 - 2022年10月21日
- 20日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、
対ユーロでのドル安を背景に買われ、3日ぶりに反発した。
外国為替市場では、対ユーロでドル安が先行。
ドル建てで取引される商品の割安感に繋がり、金が買われた。
また、トラス英首相は20日、辞任する意向を表明した事により、欧州経済の混乱を招くとの見方が強まり、安全資産としての金が買われる場面もあった。
ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が今後も積極的なペースで利上げを続けるとの観測が広がる中、金利を生まない資産である金の売り圧力は引き続き根強く、相場の上値は限定的だった。
金は1632.17ドルで寄り付き、午前は1633.20ドルで値決め。