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金市場の推移

2022年10月21日
20日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、 対ユーロでのドル安を背景に買われ、3日ぶりに反発した。
外国為替市場では、対ユーロでドル安が先行。
ドル建てで取引される商品の割安感に繋がり、金が買われた。
また、トラス英首相は20日、辞任する意向を表明した事により、欧州経済の混乱を招くとの見方が強まり、安全資産としての金が買われる場面もあった。
ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が今後も積極的なペースで利上げを続けるとの観測が広がる中、金利を生まない資産である金の売り圧力は引き続き根強く、相場の上値は限定的だった。
金は1632.17ドルで寄り付き、午前は1633.20ドルで値決め。
2022年10月20日
19日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、 米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ加速観測を背景に続落した。
米消費者物価指数(CPI)など最近発表された経済指標でインフレ高止まりが改めて示される中、FRBが積極的な金融引き締めを続けるとの警戒感が台頭し、米長期金利が上昇。
外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進んだ。
金利を生まず、ドル建てで取引される金はこうした逆風から売りにさらされ、徐々に下値を拡大。
金は1646.965ドルで寄り付き、午前は1640.70ドルで値決め。
2022年10月19日
18日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、 米利上げ継続観測を受けた売りが優勢となり、反落した。
最近発表された一連の米物価関連指数で、インフレの高止まりが改めて確認されたことから、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが当面続くとの見方が拡大。
金利を生まず、ドル建てで取引される金は買われにくくなっており、朝方は米金利の上昇が一服し、ドルが主要通貨に対して弱含む場面があったものの、ほぼ終日軟調に推移した。
金は1656.505ドルで寄り付き、午前は1652.25ドルで値決め。
2022年10月18日
週明け17日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、 対ユーロでのドル高基調の一服や米長期金利の低下を背景に、 4営業日ぶりに反発。
前営業日まで3日続落していたことから安値広いの買いも入りやすかった。
一方で、先週発表された9月の米消費者物価指数(CPI)はインフレの高止まりを示す内容。
米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げ継続への懸念が高まる中、金利を生まない資産である金の取引を手控える投資家も多く、相場の上げ幅は限定的だった。
金は1653.655ドルで寄り付き、午前は1658.00ドルで値決め。
2022年10月17日
14日の金現物相場は1%超下落し、週間で8月中旬以来2か月ぶりの 大幅安に向かった。
ドル高に加えて、米連邦準備制度理事会(FB)がインフレ対策で積極的な利上げを継続するとの観測に引き下げられた。
金は1668.645ドルで寄り付き、午前は1665.15ドルで値決め。