金市場の推移
- 2022年9月12日
- 週末9日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
ドル高基調が一服していることなどを背景に反発した。
外国為替市場では、これまで主要通貨に対して急激に上昇してきたドル相場が、ポジション調整の動きから軟調に推移。
ドル建て商品である金塊の割安感から買いが入りやすかった。
一方で週末を控える中、米長期金利の上昇が金利を生まない資産である金塊の下押し材料となり相場の重しとなった。
金は1719.51ドルで寄り付き、午前は1726.95ドルで値決め。 - 2022年9月9日
- 8日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げ継続への危機感から反落した。
パウエルFRB議長は、この日に開かれたオンライン会合で 高インフレ抑制に取り込んでいく強い姿勢を表明。
欧州中央銀行(ECB)は同日に政策金利を0.75%引き上げることを決定。
米欧の積極的な利上げ姿勢を背景に米長期金利が上昇し、金利を生まない資産である金の売りが優勢となった。
金は1716.115ドルで寄り付き、午前は1720.25ドルで値決め。 - 2022年9月8日
- 7日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
対ユーロでのドル安などを手掛かりに反発した。
この日の外国為替市場では対ユーロでドルが下落。
ドル建て商品である金塊の買いを支えた。
9月1日まで5営業日続落するなど、相場が弱含んでいることもあり、安値拾いの買いが入りやすかった。
金は1696.11ドルで寄り付き、午前は1705.05ドルで値決め。 - 2022年9月7日
- 6日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
ドル高に加え、世界各国の中央銀行による大幅利上げへの懸念が強まる中、反発した。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の8月26日の講演後、 市場ではFRBが積極的な利上げを継続するとの警戒感が台頭。
20日~21日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)での75ベーシスポイント(bp) の大幅利上げを予想する向きもあり、米長期金利が上昇。
金利を生まない資産である金の売りを促した。
対ユーロでのドル高もドル建て商品である金の下押し材料となった。
金は1718.15ドルで寄り付き、午前は1712.50ドルで値決め。 - 2022年9月6日
- ドルが主要通貨に対して20年ぶりの高値を付ける中、ドル建てで取引される金塊が他通貨保有者にとって割高となり、投資妙味が薄れた。
金は1713.405ドルで寄り付き、午前は1711.950ドルで値決め。