金市場の推移
- 2022年9月29日
- 28日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、
ドルと米長期金利の上昇が一服したことを背景に続伸した。
この日の外国為替市場では対ユーロでドルが下落。
ドル建て商品である金の割安感が強まった。
米長期金利がいったん低下に転じたことも金利を生まない資産である金の下値を支えた。
また、急速な利上げに伴うリセッション(景気後退)懸念が広がる中、安全資産としての金も入りやすかった。
金は1623.345ドルで寄り付き、午前は1618.20ドルで値決め。 - 2022年9月28日
- 27日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、
主要通貨に対するドル上昇の勢いが一服したことなどを背景に
3営業日ぶりに反発した。
ドル指数が、前日の高値水準からは低下し、ドル建て商品である金塊の割安感から買いが入りやすかった。
金は1636.095ドルで寄り付き、午前は1632.60ドルで値決め。 - 2022年9月27日
- 週明け26日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
対ユーロでのドル高と米長期金利の上昇を背景に続落した。
米金利高に対する警戒感が、利子を生まない金の魅力をそいでいる。
金は1637.19ドルで寄り付き、午前は1647.00ドルで値決め。 - 2022年9月26日
- 週末23日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
主要通貨に対するドル高に加え、米長期金利が一時上昇したことを背景に反落した。
米連邦準備制度理事会(FRB)は20日~21日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、75ベーシスポイント(bp)の追加利上げを決定。
積極的な利上げペースの継続も示唆され、金利先高観から金利を生まない資産である金の売りが出やすい状況にある。
対ユーロでのドル上昇もドル建て資産である金の下押し材料となった。
金は1672.10ドルで寄り付き、午前は1661.45ドルで値決め。 - 2022年9月22日
- 21日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻をめぐり部分的動員令に
署名したことを受けて、リスク回避の動きが強まり、安全な資金逃避先として金に買いが入った。
一方、この日の清算値算出後に米連邦公開市場委員会(FOMC)が3か月連続で75ベーシスポイント(bp)の利上げを決定したと伝わった。
これを受けてドル相場が不安定な値動きとなり、金相場も一時乱高下する場面があった。
金は1665.945ドルで寄り付き、午前は1674.45ドルで値決め。