金市場の推移
- 2022年9月22日
- 21日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻をめぐり部分的動員令に
署名したことを受けて、リスク回避の動きが強まり、安全な資金逃避先として金に買いが入った。
一方、この日の清算値算出後に米連邦公開市場委員会(FOMC)が3か月連続で75ベーシスポイント(bp)の利上げを決定したと伝わった。
これを受けてドル相場が不安定な値動きとなり、金相場も一時乱高下する場面があった。
金は1665.945ドルで寄り付き、午前は1674.45ドルで値決め。 - 2022年9月21日
- 20日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
米長期金利の上昇などを背景に続落した。
米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日から2日間の日程で 連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。
FOMCでは75ベーシスポイント(bp)の利上げが決まるとの見方が強まる中、米長期金利が上昇し、金利を生まない資産である金に売りが出た。
対ユーロでのドル高もドル建て商品である金の割高感を強めた。
金は1670.875ドルで寄り付き、午前は1667.90ドルで値決め。 - 2022年9月20日
- 週明け19日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に大幅利上げ継続への警戒感が
高まる中、ドル上昇などを背景に反落した。
この日の外国為替市場では対ユーロでドルが上昇し、ドル建て商品である金の割高感から売りがでやすかった。
- 2022年9月16日
- 15日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
対ユーロでのドル高と米長期金利の上昇などを背景に3日続落した。
この日の朝方に米商務省が発表した8月の小売売上高は前月比0.3%増と市場予想を上回った。
米労務性が発表した新規失業保険申請件(9月4日~11日)も前週比5,000件減の21万3000件と堅調な内容だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な利上げペースを維持するとの見方が一段と強まる形となり、米長期金利が上昇、金利を生まない資産である金では売りが優勢となった。
対主要通貨でのドル高基調もドル建て商品である金の割高感を強めた。
金は1688.945ドルで寄り付き、午前は1689.945ドルで値決め。 - 2022年9月15日
- 14日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、
米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げ継続への懸念が高まる中、続落となった。
前日発表の8月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る内容だったことに加え、この日発表された8月の米卸売物価指数(PPI)が前月比で0.1%低下、前年同月比で8.7%上昇とインフレの高止まりを確認する内容だった。
20日~21日に開かれる米連邦準備制度理事会(FOMC)で75ベーシスポイント(bp)の追加利上げが実施されるとの見方が強まり、金利を生まない資産である金の売りが出やすかった。
金は1701.565ドルで寄り付き、午前は1703.80ドルで値決め。