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金市場の推移

2022年9月1日
31日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、 高インフレ抑制のための利上げ継続への警戒感を背景に4日続落した。
世界的な高インフレ対策として各国の中央銀行が利上げせざるを得ない状況下、米長期金利の上昇が相場の下押し材料となった。
前週末に開催された国際シンポジウムでパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が積極的な金融引き締め政策継続の必要性を表明したことを受けて、一部の専門家は年末までに1オンス=1600ドル近くまで下落する可能性もあると考えている。
金は1724.455ドルで寄り付き、午前は1712.40ドルで値決め。
2022年8月31日
30日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、 米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げ継続への警戒感から、 3営業日続落。
前週末26日に開催された国際シンポジウムで、FRBと欧州中央銀行(ECB)が積極的な金融引き締め政策を継続する意向を表明。
FRBが9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイント(bp)の 大幅利上げを決めるとの見方が強まる中、米長期金利が上昇し、 金利を生まない資産である金塊の売りが膨らんだ。
金は1734.695ドルで寄り付き、午前は1734.00ドルで値決め。
2022年8月30日
週明け29日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、 ドル相場下落を受けて買戻しが入る中、ほぼ横ばいとなった。
前週末26日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が ワイオミング州ジャクソンホールで開催された国際シンポジウムで講演。
高インフレ抑制のため、金融引き締めを続ける姿勢を改めて表明した。
このことを受けて米長期金利が上昇し、金利を生まない資産である金塊の売りが膨らんだ。
一方でこの日の外国為替市場では対ユーロでドルが低下。
ドル建て商品である金塊の買いを支えたが、相場の動きは限定的だった。
2022年8月29日
週末26日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げを継続する 意向を示したこと受けて、4日ぶりに反落となった。
パウエルFRB議長はこの日、ワイオミング州のジャクソンホールで開催された国際経済シンポジウムで講演。
高インフレ抑制に向けて利上げを継続する意向を示した。
これを受けて米長期金利が上昇し、金利を生まない資産である金の売りが膨らんだ。
金は1756.205ドルで寄り付き、午前は1752.10ドルで値決め。
2022年8月26日
25日のニューヨーク商品取引(COMEX)の金塊先物相場は、 対ユーロでのドル安などを手掛かりに3日続伸した。
この日の外国為替市場では対ユーロでドルが下落。
ドル建て商品である金の割安感が高まり、買いが入った。
米長期金利の低下も金利を生まない資産である金相場の支えとなった。
金は1756.915ドルで寄り付き、午前は1762.40ドルで値決め。