金市場の推移
- 2022年8月8日
- 週末5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、好調だった米雇用統計を背景に米金利が上昇した事を嫌気して反落。
米労働省が発表した7月の雇用統計では、景気動向を敏感に反映する非農業部門収容者数は前月比52万8000人増と、市場予想の25万人増を大きく上回った。
これを受けて、米景気先行き懸念が後退、米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的なペースでの利上げを継続しやすくなるとの見方が広がり、長期金利が急上昇。
金利を生まない資産である金は売られた。
金は1791.495ドルで寄り付き、午前は1786.75ドルで値決め。 - 2022年8月5日
- 4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米中対立への警戒感や対ユーロでのドル下落に伴う割安感などを背景に反発した。
米中関係の悪化へのリスク警戒感から「安全資産」としての金の買いが先行。
相場は1800ドル台乗せの後、いったん1790ドル近辺に下落したものの、押し目から旺盛な買いが続き、精算値確定に向け一段高となった。
金は1769.725ドルで寄り付き、午前は1777.90ドルで値決め。 - 2022年8月4日
- 3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、この日発表された米経済指数や米長期金利の上昇に伴う対ユーロでのドル上昇を背景に6営業日ぶりに反落。
金は1769.595ドルで寄り付き、午前は1766.60ドルで値決め。 - 2022年8月3日
- 2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、小幅続伸した。
米中の関係悪化が懸念される中、安全資産とされる金買いが先行したものの、ドル上昇に伴う割高感に押され、終盤に上げ幅を大きく縮小した。
金は1772.545ドルで寄り付き、午前は1772.90ドルで値決め。 - 2022年8月2日
- 週明け1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、
対ユーロに対するドル下落を背景に続伸した。
前週に発表された4~6月期の米国内総生産(GDP)の結果を受けリセッション(景気後退)入りへの懸念が強まったことから、米長期金利が低下。
これに対し対ユーロでドルが弱含み、ドル建て商品である金の割安感が生じた。
金は1758.885ドルで寄り付き、午前は1766.75ドルで値決め。